2016年11月20日

黒岩先生とボクシングA

ボクシングジムに入会した黒岩先生に待っていたのは「歩く練習」でした。

「坊や、構えてごらん。」と、黒岩先生はジムの会長の前でオーソドックススタイル(左手・左足が前)の構えをとらされたます。
すると会長は、やおらポケットからハンカチを取り出し、適当に畳むと黒岩先生の左肩に載せます。
そしてそのハンカチを顎で挟ませ、その少し窮屈な格好のまま、ジムの端から端まで歩くよう命じたそうです。

「左足を進めて、その同じ分だけ右足をひきつけてね。」
「で、壁まで来るでしょ。そうしたら。」
 我々「後ろ向きに下がる?」
「いえ、回ってまた前に進むの。」

しばらくすると、これに左足を踏み出すときに左のまっすぐなパンチが、さらにしばらくすると
右足を出すときに右のまっすぐなパンチが加わったそうです。

「随分長い間、ジムを歩き回ってましたよ(笑)。」
この「前に歩く」練習は、半年以上にもわたったそうです。

「で、あるとき会長に『坊や、おいで』ってリングに呼ばれてね。」
「いきなりスパーリングやらされたの。」


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posted by Z at 13:05| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おお〜、ついに黒岩先生の歴史が…ありがとうございます

テクニカルなところで、右のまっすぐを打つとき、黒岩先生は右足を「寄せながら」だったでしょうか、それとも寄せ終えて「右足で地を噛みながら」だったでしょうか?
Posted by 秋山勇浩 at 2016年11月28日 19:30
黒岩先生には、後者を基本として教わりました。ただ、前者の打ち方も見せていただきましたし、要は、きちんと前に出て、体全体(下半身)の力が伝わるような打ち方をしなさい、ということであったのではないかと。
「『ワン・ツー』の『ワン』を打った手は引かないの。『ツー』で自分の体が前に出て、それで『ワン』の手が顎に戻るの。」なんて言葉を懐かしく思い出しました。
Posted by z at 2016年12月13日 21:24
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